「全員で考え、全員で行動する、全員参加のYEG」
〜WakuWaku(ワクワク)しながら、自分の枠を広げよう、Show your YEG Spirits!〜
千葉県商工会議所青年部連合会
会長 坂本賀一
サブプライム問題に端を発した金融危機が世界を震撼させています。報道によれば、その実態がジャンク債であるにもかかわらず、世界の冠たる金融機関が、その債権を組み込んだ証券に保証をつけていました。サブプライムローンは、通常のローン審査(プライムローンといいます)に合格しない人を対象にしたローン(これをサブプライムローンといいます)で、数年すると利率が高くなり返済が困難になりやすいローンなのです。それ故に破綻する確立が高いのにもかかわらず、サブプライムローンで発生した債権を、リスク分散による手法で作り上げた証券に組み替え、世界中の金融機関に販売していたのです。このサブプライム問題によって、この問題が表面化したときの損失額は10兆円くらいとの報道でした。驚いたことに、平成20年10月現在の報道によると、130兆円以上(ちなみに日本の一般会計予算は約80兆円)の損失と聞き及んでおります。確かに、リスクをとってリターンを得るというのは商売の王道ですが、ものには限度があるように、紙くず同様の債権を、あたかも信用がある証券の中に組み入れて売りさばき、さらに、世界に信用のある会社が保証していれば、その債権の実態が何であれ、実態よりも膨らんだ信用がついてもおかしくありません。それ以前には、食糧問題や資源問題、環境問題等、多くの問題が山積しておりましたが、このサブプライム問題によって、さらにこの世界は混迷を深める様相を呈しております。さらに、サブプライム問題が今回の金融危機の原因ということになっておりますが、サブプライムだけでなく、ほかのジャンク債にもこのような世界に信用のある会社が保証をしているかもしれません。短期的にある意味、「金融版の偽装」であるといえます。案外、世界金融の病巣は根深いかもしれません。
これは、単純な割り切り方ですが、巨大金融機関の、特に米国の経営者は、利益を生み出すという能力では秀でいると思いますが、「己のみがいいおもいすれば」という、自己中心的な考えが強いのかもしれません。しかも、そのような考え方が「自助努力」という美辞麗句で賞賛される世にもなってきております。金融危機後、米国最大手の金融会社が米国政府の支援を受けましたが、支援を受けたとたん、その会社の経営幹部たちはサンフランシスコのリゾートに行きエステやら、ゴルフやらで5000万円相当のバカンスを楽しんだそうです。
我々YEGメンバーの多くは、中小零細企業を経営しています。彼らが生み出す利益には及びませんが、郷土に対する思いや志では誇りを持てると思います。世の中全体が景気が悪く、うなだれがちな世の中ですが、顔を上げ、地域を盛り上げる元気集団のひとつとして、’気’を盛り上げて歩いていきたいと思います。’景気’という言葉自体が、人々の気持ちひとつで、上がったり下がったりする側面があります。気持ちの沈む事柄が多い世の中ですが、良い面も必ずあるので、プラス思考でいきたいものです。
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